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Ｃ型肝炎については、出産や手術での大量出血などの際に特定のフィブリノゲン製剤や血液凝固第Ⅸ因子を投与されたことによってＣ型肝炎ウイルスに持続感染したとされる方々について、国に対して損害賠償を求める訴訟が起こされています。 この訴訟については、薬害肝炎全国弁護団（http://www.hcv.jp/）が全国５カ所の地方裁判所に提起した訴訟において、地方裁判所ごとに異なる内容の判決が出されたことから、Ｃ型肝炎ウイルスに感染された方々の早期・一律救済の要請にこたえるべく、議員立法により「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子によるＣ型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法」が平成20年1月16日から施行されました。 これにより、裁判上の和解等が成立した方に対し、法に基づく給付金等が支給されることとなりました。

対象者の認定については、裁判所による和解手続き等によって行います。 対象者は、出産や手術での大量出血などの際に特定のフィブリノゲン製剤や血液凝固第Ⅸ因子を投与されたことによって、Ｃ型肝炎ウイルスに感染した方及びその方から母子感染した方（これらの方々の相続人を含む。）に Ｃ型肝炎ウイルスに感染した原因が、輸血、注射針の使い回しなどである場合は、この法律による給付金支給の対象とはなりません。

上記の対象者又はその相続人の方は、確定判決又は和解調書等を医薬品医療機器総合機構に提出し、特定Ｃ型肝炎ウイルス感染者給付金等を請求します。 特定Ｃ型肝炎ウイルス感染者給付金の額は以下のとおりです。

病 態 等	金　額
慢性Ｃ型肝炎の進行による肝硬変・肝がん・死亡	4,000万円
慢性Ｃ型肝炎	2,000万円
無症候性キャリア	1,200万円

はい、あります。 上記給付金に加え、訴訟手当金として、 ・訴訟等に係る弁護士費用（上記給付金額の５％に相当する額） が支給されます。

上記給付金の支給を受けた方の病態が進展した場合には、既に支給された給付金との差額分を追加給付金として支給することになっています。

ケースバイケースですが、訴訟提起から１年程度が目安となります。

血液検査を受けていただいたり、診断書やカルテを収集していただく必要がありますが、それほど手間がかかるわけではありません。当事務所で全面的にサポートいたしますので、ご安心ください。 また、裁判所に提出する書類を事前に確認いただく必要がありますが、基本的に裁判所に来ていただく必要はありません。 製剤投与の事実、製剤投与と感染との因果関係、Ｃ型肝炎の症状について、裁判手続の中で確認を受ける必要があります。

何もなくても大丈夫です。必要に応じて資料を収集いただくか、当事務所で代わりに収集いたします。 ただし、Ｃ型肝炎に関する血液検査の結果や、診断書・カルテなどをお持ちいただくと、相談がスムーズに進みます。

Ｃ型肝炎給付金に関する初回相談（平日）は無料であり、着手金無料となります（ただし、実費をご負担いただくことがあります）。なお、成功報酬は、給付金受領後にお支払いいただきます。 ※ 国から５％給付されますので、実質負担は６％程度となります。※ カルテがないケースについては、上記の金額でお受けできない場合があります。 ただし、訴訟にあたっては、Ｃ型肝炎給付金の対象者であることを証明するための診断書やカルテを収集するための実費がかかることがあります。詳細については、相談時に詳しくご説明させていただきます。