民事司法の現状と未来
今日は、民事司法改革に長年取り組んでおられる中本和洋弁護士(大阪弁護士会)をお招きし、山口県弁護士会館で「民事司法の現状と未来」と題してお話をしていただきました(私は世話人の一人でした)。
日本の弁護士数は近年急激に増加しているにも関わらず、リーガルの市場規模は拡大していないこと。
その要因は司法の敷居の高さ(時間と費用がかかる)にあること。
諸外国では、弁護士費用を出してくれる保険や、低所得者向けに弁護士費用を給付する制度が発達していること。
諸外国に比べて、司法改革が遅れていること。
などなど、具体的な数字を挙げていただきながらご説明いただきました。
福島原発の問題もそうですが、司法の敷居が高いために本来救われるべき方が泣き寝入りしている例は山ほどあります。
あらためて考えさせられる一日でした。
ちなみに、終了後は菜香亭にて懇親会。初めて行きましたが、すばらしく綺麗なところですね!(牛見和博)
2013年6月15日 | カテゴリー:ブログ |